矯正歯科
矯正歯科について

矯正治療は、比較的高額な費用がかかり、ときに⻑期間の通院が必要になります。
患者様に十分にご納得していただいて治療を開始していただくため、初回相談は無料としております。
矯正治療そのものに関すること、費用・期間に関することなど、何でもお気軽にお尋ねください。
小児矯正
-
小児矯正とは、乳歯の状態や永久歯が生え揃う前のタイミングなどで始める治療のことです。成⻑過程にある時期ならば、顎の骨も軟らかく、顎の正しい発育をコントロールするような矯正治療が可能です。
正しい歯並びや咬み合わせに整えることで、お子様の成⻑期の発育をサポートします。 -
小児矯正の治療期間と時期
乳歯から永久歯に生え替わる時期から、およそ中学校入学までの期間を「第一期」、それ以降を「第二期」として、小児矯正は大きくこの二つの期間に分けて行われます。第一期だけ、第二期だけ矯正治療を行うこともありますが、第一期矯正治療を受けておくことで、第二期矯正治療が不要になる、あるいは簡単な治療で済む可能性が高まります。
-
第一期矯正治療(おおよそ6歳から12歳ころまで)
顎の骨、お顔の正常な発育を促し、永久歯が正しい位置に、キレイに並んで生えるためのスペースを確保します。
顎骨を拡げるための「拡大装置」、簡単に取り外しができる「プレオルソ」を主に使用します。※ご希望に応じて、ブラケットとワイヤーを用いて前歯だけを動かすこともあります。特に思春期に差し掛かる年齢のお子様の、見た目へのコンプレックスの解消に役立ちます。
-
第二期矯正治療(おおよそ13歳以降)
この時期からは、成人矯正でも用いられる「マルチブラケット」を使用して、歯を動かしていきます。
14歳、15歳からであっても、キレイな歯並びへと改善することが可能です。「時期を逃してしまった」と諦める必要はありませんので、お気軽にご相談ください。 -
小児矯正の相談のタイミング
お子様の歯並び・生え変わりの状態にもよりますが、5歳頃に一度ご相談くださいましたら、ほとんどの場合、余裕を持って治療を開始することができます。
もしご心配な点がある場合には、4歳の段階でご相談ください。早すぎるということはありません。経過観察を挟み、タイミングを見計らって治療を開始いたしますので、ご安心ください。
-
矯正装置の種類
当院では、下記矯正装置以外にも、ご希望があればワイヤー矯正(ブラケット矯正)で部分的に歯を動かすことも可能です。
-
プレオルソ
プレオルソとは脱着式の矯正装置を使用し、顎の骨が軟らかい時期に行う矯正治療です。永久歯に生え替わる前に行い、お子様の体にかかる負担や治療費を抑えやすいといわれております。5歳~10歳くらいのお子様を対象にしており、デコボコした歯並び(叢生)、出っ歯や受け口などの予防が期待できます。プレオルソで歯並びの土台を整えておけば、将来本格的な矯正が必要になっても、治療期間を短縮できたり、抜歯のリスクが少なくなったりなどのメリットがあります。
-
Meritメリット
- お子様への負担が少ない
- 口呼吸から鼻呼吸への改善が期待できる
- 簡単に取り外しが可能です
-
Demeritデメリット
- お子様本人の納得と継続の意思が重要です
- 毎日のトレーニングが必要です
- 保険適用外なので自費診療になる
料金 1回目 33,000円
2回目 22,000円(成⻑につれてサイズ調整を行います)治療期間 6ヶ月〜1年 治療回数 12〜24回 -
-
床矯正
当院ではお子様のための矯正治療(小児矯正)も行っていて、歯がキレイに並ぶためのスペースを確保するために、床矯正で顎の成⻑発育を補います。床矯正だけでは歯がキレイに整わず、ブラケットなどの装置を用いた矯正治療が必要になる場合もありますが、できるだけそうした処置が必要ないように治療を進めてまいります。
将来のお子様の歯並びが心配な保護者様は、お気軽に当院へご相談ください。
-
Meritメリット
- 顎の成⻑を確認しながら矯正ができる
- 抜歯・手術などの大掛かりな治療を回避しやすい
-
Demeritデメリット
- 矯正治療の合計期間が⻑くなりやすい
- 保険適用外なので自費診療になる
料金 220,000円
装置を交換するごとに55,000円治療期間 2年〜3年 治療回数 20〜50回 -
-
第二期治療
第二期治療は、すべての永久歯が生え揃ってから行います。主に12歳以降のお子様が対象です。第一期治療を行っている場合は、永久歯をきれいに並べるために必要なスペースを確保できているケースが多く、抜歯をせずに矯正治療を進めやすいといわれております。また、第一期治療が順調であれば、第二期治療をせずに矯正治療を完結できる症例もあります。
成人矯正 -
保護者様にお伝えしたいこと
「本当で矯正治療で歯並びが良くなるのか?」「治療期間や治療費はどのくらいかかるのか?」など、親御さんは矯正治療に関するさまざまな不安を抱えていらっしゃることでしょう。口腔内の構造となる歯並びは、お子様の成長や将来の健康を左右するという予測は過言ではありません。「食べ物をしっかり噛める」ことは、栄養の吸収や消化を促進し、噛む刺激が脳を活性化させるなど、健やかな発育を強力にバックアップしてくれます。また、美しい歯並びは歯磨きがしやすく、むし歯や歯周病に負けないお口の健康管理をしやすくなります。さらに歯並びは見た目にも関係しており、コンプレックスを抱かずに笑顔に自信を持てるようになることでしょう。
当院ではお子様の性格(飽きやすい、人目を気にする、変化を嫌う)にも配慮し、歯並びの状態や症例に合わせた矯正装置や治療方法のご提案を心がけております。
お子様ご本人や親御さんとも話し合いながら、納得できる矯正治療の実現をめざしておりますので、少しでも分からないことがあれば遠慮せずに何でもご相談ください。
また、当院は初回の相談を「無料」で受け付けております。お子様の歯並びや顎の成長に関するお悩みはそのままにせず、お気軽に当院までご連絡ください。
成人矯正
-
歯並びの乱れを放置していると、お口だけでなく全身への悪影響も懸念されます。
当院では、見た目はもちろん、奥歯の咬み合わせも考慮した矯正治療を行い、審美面と機能面の両方の改善を目指します。幅広いタイプの矯正装置をご用意しておりますので、患者様のご要望に合わせたものをご提案することができます。
-
歯並びの乱れを放置していると
歯並びの乱れを放置することで、以下のような弊害を起こすリスクが高まります。
-
むし歯・歯周病
歯並びが乱れていることで、歯と歯の段差や隙間が大きくなり、汚れ、プラークが溜まりやすくなります。さらにブラッシング時もブラシが当たりにくくなりますので、磨き残しが生じ、むし歯・歯周病のリスクが高まります。当然、歯の寿命にも影響します。
-
発音の不調
特に歯間が広くなっている場合や、受け口の場合には、発音が難しくなります。幼少期においては周囲からのからかいの原因になることもあります。
-
消化不良、胃腸への過負担
上顎と下顎が正しく咬み合っていないと、食べ物を正しく噛むことができなくなり、噛む回数も減少します。
十分にかみ砕かないまま飲み込む癖がつき、消化不良、胃腸への過負担を引き起こします。栄養の吸収効率も悪くなります。
-
口臭
噛む回数が不十分で唾液の分泌量が少ない、磨き残しがあるといった要因により、口臭を引き起こすことがあります。
-
顎関節症
歯並びに連動して咬み合わせが悪くなり、顎に負担がかかります。重度の顎関節症ともなると、口を開けられない、動かすたびに痛みを伴うといったような症状を伴うこともあり、日常生活への影響も大きくなります。
-
身体のバランスの乱れ
歯並びの乱れが咬み合わせの悪化を引き起こし、顎のズレ、身体のズレへと拡大していくことがあります。
実際に、肩こり、腰痛、頭痛などを発症するケースも見られます。
-
コンプレックス
たとえ周囲が気にしていなくとも、患者様によってはご自身の歯並びの乱れが大きなコンプレックスとなることがあります。
近年は装着していることがほとんど分からないマウスピース型矯正装置も普及しておりますので、人目を気にせずに矯正治療に取り組むことが可能です。
-
-
矯正装置の種類
部分矯正装置(インビザラインGO)
マウスピース型の矯正装置を使用し、一部の歯並びを矯正します。特に前歯の矯正に適しており、治療期間の短縮や費用を抑えられるなどのメリットが期待できます。装置は薄く透明で目立ちにくく、装着時の圧迫感や違和感を軽減してくれます。また、1週間~2週間ごとに形の異なるマウスピースと交換し、少しずつ歯を動かしていくため、比較的痛みが少ないといわれております。取り外しも自由であり、食事や歯磨きの妨げになりにくく、お手入れも簡単です。
-
Meritメリット
- 前歯のお悩みを手軽に矯正できる
- 周囲にほとんど気づかれない
- 生活に支障を感じることがほとんどない
-
Demeritデメリット
- 治療可能な症例が限られる
- 1日20時間以上装着しなければ効果が現れません
- 保険適用外のため、自費による治療となる
料金(税込) 550,000円
抜歯1本ごと 11,000円治療期間 1〜2年 治療回数 10回〜30回 未承認機器・医薬品に関する注意事項について
- 未承認医薬品等であることの明示
- マウスピース型矯正装置(インビザラインGO)とカリエールモーションは、医薬品医療機器等法において承認されていない医療機器になります。
- 入手経路等の明示
- マウスピース型矯正装置(インビザラインGO)は、アライン・テクノロジー・ジャパンから入手しています。
- 国内の承認医薬品等の有無の明示
- マウスピース型矯正装置はインビザラインの他にもクリアコレクトやシュアスマイルなどさまざまな種類があり、その中には国内で薬事承認されているマウスピース型矯正装置もあります。
- 諸外国における安全性等に係る情報に関して
- 米国アライン・テクノロジー社のインビザラインは世界100カ国以上で、これまでに800万人を超える症例数がある治療です。(2020年1月時点)重大な副作用も報告されておりません。
-
-
マルチブラケット矯正装置
ブラケットと呼ばれる矯正装置を歯の表面に歯科用接着剤で取り付け、間に通したワイヤーの力を利用して三次元的に歯を動かしていきます。
ワイヤーはステンレススチールやニッケルチタン合金などで作られており、細いワイヤーから少しずつ太いワイヤーに交換しながら治療を進めます。矯正装置としては一般的であり、適応できる症例も幅広いことが特徴です。-
Meritメリット
- 多くの症例に対応可能です
- 装置が壊れにくい
-
Demeritデメリット
- 表側矯正かつ金属ブラケットの場合、目立ちやすい
- 保険適用外なので自費診療になる
料金(税込) 550,000円〜770,000円 治療期間 2年〜3年 治療回数 24回〜36回 -
-
目立たないマウスピース矯正
矯正治療中も口元の見た目を気にせずに、いつも通り楽しく毎日を送りたいという方のために、当院では装置が目立たないマウスピース矯正をご提供しています。
マウスピース矯正では、薄くて透明なマウスピースを定期的に取り換えることで歯並びを改善していきますが、装置が目立たないので口元の見た目を心配する必要はありませんし、取り外し式なので今まで通りお食事・ブラッシングしていただけます。当院ではインビザラインや3Dプリンターで作製した“当院オリジナルのマウスピース”などの各種マウスピース型矯正装置をご用意していて、治療を行う部位に応じて使い分けています。
なお、患者様の歯並びによってはマウスピース矯正に加えて、ブラケット矯正が必要になる場合がありますが、この時でもクリアブラケットという目立ちにくい装置を使用いたします。
高精度でインビザラインが作製できる“iTero(アイテロ)”を導入
当院ではインビザラインで使用するマウスピース型矯正装置の作製のために、iTero(アイテロ)という光学印象スキャナーを導入しております。
これにより印象材を使わなくても印象採得(歯型取り)が行えますので、従来の歯型取りで起こりがちな不快感・吐き気などの苦痛から解放されます。- デジタル印象なので歯型取りの精度が高い(精密なマウスピース型矯正装置が作製できる)
- 印象材が必要ないので、歯型取りが苦手な方も安心
- 歯並びをデジタル化することで、事前に歯の動きがシミュレーションできる
インビザライン
型取りは初回のみです。1日20時間装着し、2週間ごとにマウスピースを交換していきます。マウスピース型矯正装置の中では、比較的大きな歯並びの乱れにも対応できる装置です。
-
Meritメリット
- 透明なので治療中なのが気付かれにくくなる
- 金属アレルギーの心配がない
- 通院回数が少なくて済む
-
Demeritデメリット
- 一日の中で、⻑時間装着していただく必要がある
- 患者様の症例によっては使用できない場合がある
- 保険適用外のため、自費による治療となる
料金(税込) 770,000円 治療期間 3ヶ月〜24ヶ月 治療回数 10〜50回 未承認機器・医薬品に関する注意事項について
- 未承認医薬品等であることの明示
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)とカリエールモーションは、医薬品医療機器等法において承認されていない医療機器になります。
- 入手経路等の明示
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、アライン・テクノロジー・ジャパンから入手しています。
- 国内の承認医薬品等の有無の明示
- マウスピース型矯正装置はインビザラインの他にもクリアコレクトやシュアスマイルなどさまざまな種類があり、その中には国内で薬事承認されているマウスピース型矯正装置もあります。
- 諸外国における安全性等に係る情報に関して
- 米国アライン・テクノロジー社のインビザラインは世界100カ国以上で、これまでに800万人を超える症例数がある治療です。(2020年1月時点)重大な副作用も報告されておりません。
よくある質問
- Q
大人でも矯正治療は可能ですか?
-
A
歯や歯を支える骨が良好な状態であれば、大人であっても矯正治療を始められます。健康面のさまざまなメリットが期待できますので、まずはお気軽にご相談ください。
- Q
矯正装置でむし歯にならないか心配です。
-
A
装置の調整やメインテナンス時は、歯のクリーニングも合わせて行い、むし歯予防をサポートしております。また、適応できる症例であれば、取り外し式のマウスピース型矯正装置を用いた矯正治療のご提案も可能です。
- Q
子どもの矯正はいつから始めればいいですか?
-
A
矯正装置を利用した矯正治療の開始時期は、乳歯と永久歯が混在して生えている小学校2年生~3年生頃が適しています。
それ以前であっても、歯並びのチェックや矯正治療が必要かどうかに関するアドバイスも可能です。「前歯が斜めに生えている」「歯がなかなか生えてこない」など、親御さんのお悩みに合わせて、お子様のお口に関する現状を適切に診断いたします。